痔 エイズ

 痔の原因 大半が生活習慣 

日本人の成人の3人に1人が悩んでいるとされるのが痔だ。「痔の原因は、大半が生活習慣にあります。予防のためにも、生活習慣を見直す必要があります」と、「あきカイロプラクティック治療室」(横浜)の副院長、檜垣暁子さんは話す。

 例えば、トイレ。新聞や本を読むなどで長居をする人もいるだろう。

 「便器に座る姿勢を維持するだけでも、肛門に負担がかかってしまいます。排便の時間を短くするために、便意を感じてからトイレに行くこと。なかなか便が出なくても、いきまず、無理に粘らないことが大切です。3分以内で済ませましょう」と話す。

 檜垣さんに、痔になりやすいかどうかをチェックする表を作成してもらった。長時間一定の姿勢をとる「座りっぱなし」や「立ちっぱなし」は肛門がうっ血しやすくなるので良くない。

 痔になりやすい人は、うっ血を防ぐために、時折軽い体操を心がけよう。檜垣さんが薦めるのが痔の予防体操だ。

 <お尻をきゅっと締めるように力を入れて約5秒間その状態を保ち、そして力を抜く。これを5回以上繰り返す。1日に数セット行う。立ち姿勢のまま、うつぶせのままでも可>

 痔の疑いを感じたら、医師の診察を受けること。「痔の症状と似ている病気も多く、自分ではなかなか判断できません」と話す。

 女性の専門医を置いた専用外来も増えている。恥ずかしがらずに、疑いがあれば専門医の診断を早めに受けよう。

 痔になり易い人
・日々、座っている時間が長い
・決まった場所での立ち仕事で、動くことが少ない
・体が冷えやすい
・精神的ストレスを感じている
・時間に追われる生活をしている
・体を動かす習慣がなく運動不足
・便意がなくてもトイレで頑張り、長居する
・痔を経験したことがある
・ダイエットをしたり、食事内容に偏りがあったりする
・お酒を大量に飲む
・下痢をすることが多い
・便秘である
・喫煙する
・香辛料のきいた辛い料理が好き
(五つ以上該当すれば痔になりやすい)


停滞するエイズワクチンの開発、発想の転換を迫られる研究現場
 【10月20日 AFP】米医薬大手メルク(Merck)社が、開発中のエイズワクチンの臨床試験を中止してから、まもなく1年。エイズワクチンの開発は一歩後退したかに見えるが、科学者らは「(メルク社の)敗北が、全く新しいエイズ予防策へと目を向ける転機となった」と、希望を捨てていない。

 エイズウイルスの発見から約30年が経過し、エイズによる死者は累計で2500万人にのぼる。エイズワクチンの開発には数十億ドルが費やされているが、いまだに有効なワクチンは登場していない。

 南アフリカ・ケープタウン(Cape Town)では前週、年に一度の「国際エイズワクチン会議」が開催された。出席した国際HIVワクチン事業(Global HIV Vaccine Enterprise)ディレクターのアラン・バーンスタイン(Alan Bernstein)氏は、「エイズ治療の研究において、われわれは全く新しい発想へと転換している最中だ」と語る。

 メルク社が前年、「エイズ感染リスクを高める可能性があることが判明した」として、2か所で大々的に行われていたエイズワクチン臨床試験を中止したことは、驚きとショックをもって受け止められた。

エイズ・ワクチン・アドボカシー連盟(AIDS Vaccine Advocacy Coalition)のミッチェル・ワレン(Mitchell Warren)氏は、「科学者は誰も予期していなかったことだったし、いまだにその経緯が理解できない」と振り返る。「だが、この出来事がエイズワクチン開発への新たなアプローチを模索する契機となったことは確かだ」

 現在、世界では約30のエイズワクチンの臨床試験が行われている。中でも最も注目されているのは、2003年からタイで行われている過去最大の臨床試験だ。これまでに1万6000人が参加した試験の結果は来年にも出るが、どんな結果であれ、エイズに関する有益な情報が提供されるものと期待されている。

 
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新型うつ病がまん延中

 これまでの「うつ病」といえば、几帳面でまじめな人がかかりやすく、落ち込み、自分を責め、自殺に至るケースが多いというイメージだった。

しかし、07年から急激に増えだしたとされる「新型うつ病」は、仕事中だけうつで、帰宅後や休日は普段通り活発に活動する。自分を責めるのではなく、身近な人間や社会に対して攻撃的な態度になり、休職したとしても会社や同僚かける迷惑などあまり感じない、というのが典型らしい。

 朝日新聞の08年5月17日付けには、精神科クリニックが患者でパンク状態になっているのは「新型うつ病」患者が急増したからではないか、と書かれている。「新型」は20〜30代に目立ち、都内のあるクリニックでは患者の4割前後を占めるのだという。

 厚生労働省の調べによると、うつ病、躁うつ病の患者総数は99年の44万1千人に対し05年は2倍の92万4千人に増加。製薬会社ファイザーが12歳以上の一般生活者4,000人を対象に、07年2月7日から07年2月16日にかけて行ったインターネット調査では、「一般生活者の12%、約8人に1人がうつ病・うつ状態の可能性」があるという結果が出ている。

■昔から別の病名として扱われていた?

 こうした状況を、一体どう考えたら良いのか。「うつ病の真実」「専門医が教えるうつ病」などの著書がある防衛医科大学校病院副院長で、「日本うつ病学会」理事長の野村総一郎さんに聞いた。

それによると、うつ病は症状や病気になる過程によって「メランコリー型うつ病」「双極性障害」「気分変調症」「非定型うつ病」の大きく4つに分類され、「新型」と呼ばれているのが「気分変調症」「非定型うつ病」に当たるのだという。そして、実はこうなんだそうだ。

  「新型と呼ばれているようですが、それは、うつ病という診断はしてこなかっただけで、昔から別の病名として扱われていたんです。患者数は増えてはいますが、実態としてはここ数年で急に増えた、ということでもないんです」

 うつ病と診断する基準は各国まちまちで、現在は米国精神医学会の診断マニュアル「DSM」を参考にするのが世界の趨勢なのだという。

各国の医療関係者がこれを参考にし始めたのは、80年に画期的な変貌を遂げた第三版から。94年改定の第四版もほぼ同じ内容になっている。

日本では「DSM」を参考にする医師は少なく、「新型」と呼ばれる症状については、パーソナリティー障害、抑うつ神経症などと診断していたのだそうだ。

 それが数年前からようやく日本でも「DSM」を参考にする医師が増え、患者に伝わることによって、いきなり「新型」が大流行しているかのような錯覚をする人が増えたのではないか、と、野村さんは見ている。

さらに、「DSM」は2011年に改定され第五版が出るが、「新型」と呼ばれているものが、うつ病として分類されるかのかもわからないのだという。
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立川らく朝の「落語で健康! 笑ってメタボ脱出」 大腸ガンの予防には食物繊維を

いまや日本人の死亡原因の第1位はガンなんですね。統計をみると、いま日本人は3人に1人がガンになる時代になりましてねえ。

これはどういうことかと言いますと、たとえば電車の中で座席がありまして、たとえばあなたが座席にずらーっと並んでいるとします。座っているとします。

そうすると、あなたの両脇に座っている人がガンにならなければ自分がガンになる。そういう確率ですよ。もうサバイバルゲームをやっているようなもんなんですけどねえ。

 ガンが発生するには、いろいろな原因があります。1つには慢性の刺激。これもガンになりやすい。たとえば食道ガン。熱いラーメンとか辛いスープとか、ガブガブ飲んでしまう方、お気をつけになった方がよろしいようで。

また、空きっ腹に強いお酒、ウィスキーなどをストレートで、というのも胃ガンの原因になります。たばこはもちろん肺ガンの原因になります。刺激がほしいとき、ありますよね。

それはよく分かります。でも、毎日はやめておいた方がよろしいかと。

 まあ、いろいろなことがありますけどね。いま日本人のガンで、増えているガンと減っているガンがあります。

増えているガンの代表が大腸ガン。これはやはり原因がありまして、ふたつあるんです。ひとつは食事ですよ。それはどういうことかというと、洋食を食べるでしょ。

ひとつは洋食の油、脂肪。これがいけないんですよ。日本人っていっぱい脂肪を食べるようになったんですね。この脂肪のとりすぎがじつは大腸ガンの原因になっているんですよ。

 どうして脂肪のとりすぎがガンの原因になるかというと、脂肪を食べる、すると、肝臓から胆汁がどっと出てくる。これが十二指腸に出てくるんです。腸の中で脂と胆汁が混ざると、脂肪の消化吸収が非常によくなるんです。

だから、油っぽいものを食べれば食べるほど肝臓から胆汁が出てくる。これがどんどんどんどん下に行って、大腸まで行きます。大腸にはみなさんご存じのように腸内細菌というのがいる。

この腸内細菌の作用で、じつは胆汁が発ガン物質に変わってしまうんです。腸内細菌、普段は腸内でいいことをしてくれているのに、体に悪いものになっちゃうんですね。ご町内のいい若者が、急に不良になっちゃうようなものです。

 だから、油っぽいものを食べれば食べるほど、結果的に大腸の中に発ガン物質が増えるんですよ。油っぽいもを食べると危ないんですよ。脂肪のとりすぎというのはいけません。

これは国民的常識なんですけど、とにかく脂肪をたくさんとると、早く歳をとっちゃうんですよ。ご存じありませんでした?
脂肪をいっぱい食べると、早く歳をとるの。その証拠にアブラのことを英語でなんというかというと“老いる(オイル)”と言っているの。

 大腸ガンが増えている2つめの理由。これは食物繊維不足。実をいうと、いま日本人というのは、食物繊維が非常に不足しているんです。とくに洋風の食事になると、食物繊維が少ないんですよ。たとえば、朝ご飯、バター付きトーストにベーコンエッグにコーヒー。これはもう油ばっかりですよ。食物繊維はほとんど入っていない。

高カロリー、それでもって油ばっかり。ところが、日本の食事、ご飯の上に納豆をのっけてそれにお豆腐のお味噌汁、それに切り干し大根のひとつもつけてみてください。低カロリー、高タンパク、その上に食物繊維の固まりです。

豆類、海草類、根菜類、こういうものには食物繊維がたっぷり入っているんですよ。だから、毎日毎日、日本のお食事の朝ご飯と毎日毎日トーストみたいな洋食。日本の昔ながらの食事で朝ご飯を食べている人のほうがはるかに大腸ガンにかかる人が少ないんですよ。

 では、どうして繊維がいいかというと、実は食物繊維というのは筋張ったものが繊維じゃないんです。最後まで消化吸収されないもののことを食物繊維と言っているんです。つまり、最後まで消化吸収されないから筒抜けになっちゃう。そんなものいらないだろう、って、そんなことはない。

いいことをやっているの。なにをやっているかというと、最後まであるということは便のなかに混じっているわけですよ。その便の中に混じっている食物繊維、スポンジみたいな性質がありますから、周りから水を吸います。そうすると、便の中の繊維が水を吸うと、その周りの便がどうなるかというと、柔らかくなる。

早く出るわけですよ。便秘しない。つまり、便の停滞時間が少なくなる。便の中に混じっている発ガン物質の停滞時間が短くなるわけですよ。つまり、発ガン物質にさらされている時間が短くなる。

 それだけではありません。水を吸うとボリュームが増える。ボリュームが増えるということが発ガン物質の濃度が下がるということです。さらに、繊維が水を吸う時に回りの発ガン物質を一緒に吸着して外に出してくれる。

食物繊維は、かくも役に立つ物質なのです。煮豆なんてものも昔は朝食に必ずついていましたが、作るの面倒だから、なんて減ってきている。いいんですよ、市販品でも。豆は煮ると生の時より食物繊維が増えるんです。

こうやってひとつひとつ、ご飯のおかずを点検していくと、何を食べれば繊維が増えるか、わかってきますよ。せっかくインターネットが使えるんですから「食物繊維」で検索してみてください。目からウロコの話がいっぱい出てきますよ。

 食物繊維が便の中にあるということは、便の中をお掃除してくれる。大腸の中の発ガン物質を掃除して出してくれるようもの。ありがたいですよ。だから繊維をとらなきゃダメ。
 
 ところが、この繊維がいまの日本人は不足しているんですから。だから、みんなガンとの戦いに負けちゃうんですよ。やっぱり戦いというのは守っているだけじゃダメよ。攻めなきゃだめでしょ。

ビジネスだってそうですよ。攻めなきゃ勝てないんですから。攻めるためには繊維が必要なの。これがなくなった状態をを何というか?

 
(構成:折野 冬葱=フリーライター)

立川らく朝(本名、福澤恒利)

落語家、医師(医学博士)、表参道福澤クリニック院長。1954年長野県生まれ。79年、杏林大学医学部卒業。同時に慶応義塾大学医学部内科学教室へ入局。主として生活習慣病、動脈硬化症および予防医学の臨床と研究に従事。専門は高脂血症(学位はコレステロール代謝の研究で取得)。慶応健康相談センター(人間ドック)医長を経て、1992年、メディカルサポート研究所を設立。医療関連サービスビジネスを立ち上げる。2002年、「表参道福澤クリニック」を開設。以後、院長として内科診療にあたる。

1998年、44才で立川志らく門下に客分の弟子として入門。2000年、46才にして立川志らく門下に本来の弟子として入門し直し、プロの落語家としても活動を開始。04年、立川流家元、立川談志に認められ二つ目昇進。

医師である立場を生かし、健康教育と落語をミックスした「ヘルシートーク」、「健康落語」、および「健康一人芝居」という新ジャンルを開拓。マスコミなどで評判となり、現在では全国での公演に飛び回る毎日。

  糖尿病
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糖尿病予防にはカロリー制限と笑いがいい

糖尿病には大きく分けて2つのタイプがあります。

インスリンがまったく出ないI型糖尿病、インスリンが出ているんだけどあまり働かないII型糖尿病。両方あるんですね。ほとんどがII型です。

I型は遺伝ですね。ですからお医者さんにいらして問診されるとき「ご家族に糖尿の方がいらっしゃいますか」と聞かれることが多いのはそういうわけなんです。

いま、遺伝子治療でなんとかなるんじゃないか、という研究が進んでいるんですが、まだまだ実用化は遠い段階。そして、遺伝ではないII型の原因は、ほとんど肥満なんです。

「どうしてかというと、お食事のせいなんです。日本人がいっぱい脂肪を食べるようになっちゃった。これはみんな洋食が増えてきているからなんですね。

洋食をいっぱい食べるから脂肪をたくさん食べるようになっちゃったんですね。だからこんな方もいらっしゃいますよ、何日も洋食が続いちゃって、まずいなあ、ちょっとなあ洋食が続いちゃったなあ、今日こそ和食にしようと思って、お寿司屋さんに行く。でもお寿司屋さんに行ったら、和食になるかと思ったら大間違いですよ。

変な寿司屋さんに行ってごらんなさい。出てくる魚の半分は“ヨウショク(養殖)”ですから。」

 事実、お寿司は肥満を防ぐかと言えば、脂ののったトロをパクパク食べたら何にもなりません。だいいち、お寿司っていうのは寿司飯に砂糖が入ってます。これがかなりカロリーをとってる。

気をつけてくださいね。中トロ2貫で120キロカロリー以上。4貫食べたら、男性用のお茶碗一杯分のご飯とほとんど同じになっちゃうんですよ。

「でも、じつはこの糖尿病という病気は回転寿司にたとえることができるんです。ねえ、増えましたよ回転寿司。中にベルトコンベアがありましてね、そこに一列に寿司が流れている。

そして、この一列に流れてくるお寿司をまたお客さんが一列に並んでくわーって食べるでしょ。」

 糖尿病の治療は、なんと言ってもまずカロリー制限。必ずしも治す必要はなくて、コントロールが可能なんですね。欲望のままにパクパク食べず、きちんとカロリーコントロールをしてお医者さんの治療法を守ればいいんです。まれに不可能な人もいるんですよ。

コントロールがものすごく難しいタイプの糖尿病、フリットル型というんですけどね。そう多いものではないので、ほとんどの人にとって糖尿病はコントロール可能な病気なんです。

「私たちがご飯を食べるでしょ。そうすると、最終的に血液のなかをブドウ糖という形で栄養分が巡ります。これを体の細胞が取り込むんです。そして、細胞の中でブドウ糖をエネルギー源にするんです。

だから、私たちはご飯を食べると元気になるんですよ。ところがね、この細胞がブドウ糖を取り込む時にどうしても必要なホルモンがあるんです。それが膵臓から出てくるインスリンですね。

これがないと細胞はブドウ糖を取り込むことができないんですよ。ところが、糖尿病の人っていうのは、じつはこのインスリンがぜんぜん出てこないか、出てきても作用が弱かったりするんですね。

だから、ブドウ糖をちゃんと取り込めないんです。ですから血液中のブドウ糖が上がりっぱなし、つまり血糖値が高い状態が続いてしまう。これが糖尿病なんです。」

 だから糖尿病っていうのは、実は、回転寿司ととてもよく似たところがあるんですよ。回転寿司でベルトコンベアーのお寿司は、お客さんが食べているから一定の量がいつも回ってるんです。

ところがね、回転寿司のお客さんが後ろで手錠で縛られたとするでしょ。お客さんが食べられないにもかかわらず、お寿司屋さんが律儀なもんだから、どんどんお寿司を握ってコンベアーの上に乗せるとどうなります。

ベルトコンベアーの上のお寿司がだーっと溢れかえっちゃうでしょ。お寿司が溢れかえっているのにまだお寿司屋さんがまだどんどん握っていると、今度はお寿司がぼろぼろ床に落ちますよ。これが実は糖尿病の状態なんです。

「つまり、お小水のなかにどんどんブドウ糖が無駄に捨てられている状態なんですよ。ベルトコンベアーの上のお寿司がブドウ糖。つまり血糖値が高い状態なんです。これがあまり高くなると、お小水にどんどん無駄に排泄される。

これが糖尿病の状態なんですね。だから食べても食べても栄養にならない。肥満が原因と言いましたけど、糖尿病が進んでくると痩せてくるんです。でもって、いろいろな合併症が起こってくる。

網膜症にはなる。腎臓は悪くなる。末梢神経障害が起きてくる。いろいろな合併症が多い。これが糖尿病の特徴なんです。」

 糖尿病性網膜症と糖尿病性腎症と糖尿病性神経症、これは末梢神経もそうですし、自律神経もやられますけど。

これは有名なんですが、これはある程度、悪くなっている場合でね、もし中程度の糖尿病の人が気をつけなければならないとすると動脈硬化なんですよね。動脈硬化のリスクになるわけでなんです。

たとえば、肥満だけじゃなくて、糖尿病を合併すると、心筋梗塞になる確率が何倍、高血圧が加わると何倍、これはデータがあります。それはもう合併するたびに飛躍的に上がってくる。

つまり、糖尿病がプラスされることによって、心筋梗塞が脳卒中になるリスクがすごく上がるんですね。2倍、3倍どころじゃないですよ。何十倍になったりする。2つ重なると30倍くらいになる。

「じゃあどうすればいいか。お客さんの手錠を外してやればいいんです。手錠を外す鍵、この鍵がインスリンというホルモンなんです。ところがね、糖尿病の方はインスリンがだいたい3分の2くらいの手錠を外せる分くらいしかないんです。

だから、ではどうすればいいかというと、お寿司屋さんもふだんの3分の2くらい握ってお皿を流せばいいわけです。食べられる人が3分の2しかいないんだったら、3分の2握ればいいわけで、そうすればベルトコンベアーの上のお寿司は溢れることはないわけですよ。これがカロリーコントロールです。」

 カロリーコントロールのためにはだいたいの食品のカロリーを知っておかなきゃなりません。カツ丼なんか1000キロカロリーいっちゃうこともあります。鶏の唐揚げ定食なんかもそのくらい。

ハンバーグ定食もこってりしたソースだと900キロカロリー、おつまみに頼むフライドポテト、600キロカロリー以上。糖尿病の原因になる肥満を脱出するには、カロリー計算は欠かせません。外食品のカロリーを載せた本が出ていますから、ぜひご一読をお薦めします。

 まあ、とにかくね、糖尿病というのは予防したいです。いい話があるんですよ、いま。じつは笑うと血糖値が下がるということが分かってきました。

これ、最近のトピックス。笑うとみごとに血糖が下がるんですよ。だから笑うというのは大事ですね。糖尿病予防してくれる。癌も予防してくれる。高血圧も予防してくれる。こんな、笑いくらい体にいいものはないんですから。

 よく笑わない人、いらっしゃるじゃないですか。24時間まったく笑わない。くーって意地でも笑わない。こういう方はね、もしかしたら病気があるかもしれないから、そういう病院に行ったほうがいいくらいです。

ほんとに。だけど、その反対に、24時間ずっと笑っている人もなんか病気があるんじゃないかと思うんで、こういう人もちょっと病院に行ったほうがいいかもしれませんけど。

 とにかく笑うということはたいへんにありがたいことですので、大いに笑っていただいて、糖尿病予防していただきたいと思います。

 病気と健康
| 日記

糖尿病に注意・万病のもと

糖尿病は万病のもと
といわれるように、糖尿病を放置しておくと動脈硬化などが進み、腎症や網膜症、狭心症、脳血管障害、足の壊疽、感染症、歯周病など全身に合併症が起こることがよく知られていますが、アルツハイマー病やがんになる危険性もふつうの人よりずっと高いことがわかってきました。

 これは、九州大学医学部が1961年以来、福岡県久山町で続けている疫学調査で明らかにしたもので、65歳以上の住民約800人を対象に、血糖値と認知症・アルツハイマー病発症との関係を追跡調査した結果、糖尿病やその予備軍はそうでない人に比べてアルツハイマー病になる危険性は4.6倍も高くなっていました。

 また40〜79歳の約2400人を追跡調査した結果では、糖尿病およびその予備軍は、そうでない人よりがんで死亡する危険性は3.1倍、心筋梗塞などの虚血性心疾患は2.1倍、脳梗塞は1.9倍と、いずれも高いことがわかりました。

 糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖値)が高くなる病気で、ブドウ糖を分解するインスリンが出にくくなったり働きが悪くなると起こります。血糖値が慢性的に高い状態が続くと、血管や神経を障害してさまざまな合併症を起こすのです。この背景には、小児糖尿病のように遺伝などの要因があることもありますが(1型糖尿病)、ほとんどは食事や運動などの生活習慣が関係しています(2型糖尿病)。

 現在、わが国の糖尿病患者は予備軍も合わせると成人の6人に1人、約1620万人もいるといわれています。この中で治療を受けている人は50.6%で、ほぼ半数は放置されています。最近では「隠れ糖尿病」も注目されています(2007年4月3日掲載の健康アラーム「健康診断で見つけにくい『隠れ糖尿病』」が問題に」参照)。

 糖尿病の予防は、カロリーの過剰摂取を避け適度な運度を続けることなど生活習慣の改善が大切ですが、1日1回の投与ですむインスリン製剤などの優れた治療薬も登場していますので、血糖値の異常を指摘されたら早めに医療機関を受診することが重要です。糖尿病対策こそ、「万病を絶つ」基本といえます

  病気・健康情報
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加湿器で肺炎や火傷が

室内の乾燥対策として、またインフルエンザなどの感染症予防のために加湿器を使う家庭は多くなっていますが、この加湿器が肺炎の原因となったり、ヤケドを起す可能性があります。使用に当たっては注意が必要です。

 新潟市保健所の報告によると、この10月にレジオネラ肺炎で死亡した60歳男性の病原菌を遺伝子検査などで調べたところ、家庭内で使っていた加湿器から検出されたレジオネラ菌属と一致していました。

 加湿器が原因と考えられるレジオネラ症(レジオネラ肺炎含む)は、1996年に東京都の病院で新生児3人が肺炎や気管支炎を起した事例(うち1人が死亡)や、2000年に広島の病院で2人の新生児にレジオネラ肺炎が起きたケースなどが報告されています。

 ほかにも加湿器による病気としては、タンクの中や本体の水に繁殖したカビなどによるアレルギー性の肺炎(過敏性肺炎)があります。症状はかぜと似たせきや発熱、全身倦怠感などですが、アレルギー反応が強い場合は呼吸困難を起すこともあります。

 レジオネラ症やアレルギー性の肺炎は、低熱で過熱するタイプ(超音波式や遠心噴霧式など)の加湿器で起こりやすく、厚生労働省では、「使用の際にはタンクの内面を絶えず洗浄して清潔にしておくことが安全上重要」と注意を促しています。

 また国民生活センターには、スチーム式加湿器(スチームファン式を含む)やペットボトル加湿器による乳幼児のヤケドも毎年のように報告されています。加熱された水蒸気や流出した熱湯によるもので、最も重症の3度のヤケドを起したケースもあるといいます。子どものいる家庭でこのような加湿器を使う場合は、注意が必要です。

 空気を加湿することによりインフルエンザウイルスの生存率が下がることがわかっており、また乾燥性皮膚炎や乾燥性結膜炎などの予防にも加湿器は効果的ですが、使い方によってはアダになることもあるのです。
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ノロウイルスに注意!感染性腸炎がピークに


 冬の代表的な食中毒である感染性胃腸炎が今月下旬にかけてピークを迎えます。

感染性胃腸炎は主にノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス感染が原因で起こり、特に集団発生例の多くはノロウイルスによるものとみられています。

 ノロウイルスは生ガキなどの二枚貝やサラダ、飲料水などに付着していることが多く、経口感染します。経口感染以外にも、患者や保菌者との接触、あるいは嘔吐物や下痢便などを介した飛まつ感染も感染経路として浮かび上がっています。

 ノロウイルス感染の主な症状は吐き気や嘔吐、下痢などで、嘔吐・下痢は1日数回から多いときは10回以上のこともあります。発熱はあまりありません。症状は数日(平均1〜2日)で治まりますが、水分を補給して脱水症状にならないように注意が必要です。

 国立感染症研究所の感染症情報センターによると、調査対象の定点医療機関から報告される感染性胃腸炎の患者数は8月下旬ごろから増え始め、10月中旬からは毎週、前週を上回る数が報告されています。

 例年ですと、12月中旬から下旬にかけて感染性胃腸炎の患者数はピークを迎えますので、感染予防には、魚貝類などの生食を避け、流水・石鹸による手洗いの励行と、嘔吐物や下痢便の適切な処理を行うことが大切です。
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糖尿病は発症する前、悪化する前に手を打て!

日本における糖尿病患者は、実に200万人以上。予備軍を含めると1300万人以上にものぼります。発症するのは40代以上が多く、中高年では4〜5人に1人が糖尿病、またはその予備軍という計算になります。

 糖尿病は初期症状がほとんどないため、発覚した時には合併症が起こり、「すでに手遅れ」ということが少なくありません。糖尿病と自覚がないまま、あるいは、自覚しているのに糖尿病ときちんと向き合わないままだと、病気は確実に進行していき、心臓病、脳卒中、失明、腎不全、神経症のほか、手足切断を余儀なくされるなど、深刻な合併症につながります。実は糖尿病で最も怖いのは、合併症を引き起こして障害者になること。一度傷めた体は、一生元に戻ることはないのです。

 そもそも糖尿病とは、体がすい臓からインスリンというホルモンを分泌できない、あるいはインスリンが正常に働かないために、エネルギーの源であるブドウ糖を体内にうまく取り込めない糖代謝障害のこと。血糖値が異常に高くなるのが特徴です。血糖値とは、1dl(100ml)の血液に含まれるグルコース(ブドウ糖)の量をミリグラムで表現した値で、mg/dlという単位で示されます。通常の人だと、100mlあたり80〜100mg程度です。

 ブドウ糖というのは、体が吸収しやすいように唾液や消化酵素によって、炭水化物(穀類など)が分解されたもの。ブドウ糖はいったん肝臓に入ると、必要な量だけがエネルギー源として送り出され、過剰な分はグリコーゲンとして肝臓に貯えられます。ブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄えたり、必要に応じてブドウ糖の形に戻したりするのが、インスリンなのです。つまり、インスリンが不足したり、うまく作用しないと、ブドウ糖が細胞内に取り込まれずに血液中に溜まってしまい、血糖値が高くなります。これが糖尿病です。

 つまり、インスリンはブドウ糖が筋肉や脂肪組織の細胞内に入る“カギ”というわけ。この“カギ”をもともと持っていないのが1型糖尿病、“カギ”が曲がってしまっているか、取り出すのに時間がかかるのが2型糖尿病です。ちなみに日本人の糖尿病患者の95%は後者で、もちろん私もそちらに属しています。

 2型糖尿病の原因には、遺伝的体質、高齢社会、肥満、過食、運動不足、都市化、工業化社会など、さまざまな要因が指摘されています。要は、誰もが糖尿病になる要素をもっているということ。だからこそ、糖尿病にならない生活を送ったり、予備軍の人は生活を根本的に見直したり、不幸にも発症してしまったら悪化させないことが大切なのです。

 このように糖尿病はとても恐ろしい病気です。決してこの病気のことを忘れて暴飲暴食を繰り返したり、侮ったりしてはいけません。でも、四六時中意識していても楽しくないものですよね。そこで、私はいつもこんなふうに考えるようにしています。

 私の手札の中にはいつも、糖尿病という“ジョーカー”がある。このジョーカーは使うこともできなければ、捨てることもできない。そのルールを無視して手札から抜いてテーブルに伏せると、15年、20年経った時、とんでもない形で回ってくることになる――。

 とはいえ、糖尿病だからといって、あるいは糖尿病が怖いからといって、食事などの人生の楽しみまであきらめてしまう必要はないんです。QOL(生活の質)は損なうことなく、慢性病と向き合っていく。

  レンズ豆は、血糖値を上げにくいヘルシー食材の1つ。また、オリーブオイルは血液をサラサラにし、心臓病などの予防に役立ちます。しかも、通常の豆は調理する前に一晩水につけるか、1度ゆでてから1時間放置する必要がありますが、レンズ豆はそのまま20〜30分塩ゆでするだけ。調理が最も簡単な豆なのです。ゆで上がった豆は水にさらして冷ますと風味が落ちるため、ざるに上げたらそのまま冷やすのがポイント。味付けは極めてシンプルですが、かえって素材の味が引き立ち、やみつきになるおいしさです。

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高濃度茶カテキン飲料で肥満が軽減


 体脂肪を減らす効果があるとして、特定保健用食品にもなっている高濃度茶カテキン飲料。これまでに、一定の条件下で3カ月間継続摂取した場合に、体脂肪が減少するとの臨床試験の結果が報告されているが、日常生活の中で1年間自由に飲みつづけた場合はどうなるか。これについて、先日、東京都内で開かれた第28回日本肥満学会で、NTT西日本関西健康管理センタと、花王(株)ヘルスケア食品研究所による共同研究が報告された。
 対象となったのは40歳以上の男性会社員。高濃度茶カテキン飲料(1本340ml中に、588mgの茶カテキンを含む)を、1日1本を目安に1年間摂取してもらったところ、通常の茶飲料(1本340ml中に、126mgの茶カテキンを含む)を摂取したグループでは、体重で0.2kg、BMI値で0.1増加したのに対し、高濃度茶カテキン飲料を摂取したグループでは、体重で1.1kg、BMI値で0.4減少し、両グループ間で明らかな差が認められた

デング熱とは?

アジアや中南米で猛威を振るっているデング熱が日本に持ち込まれ、“輸入デング熱”の患者数は過去最多になっています。国立感染症研究所感染症情報センターでは、今後、流行地域への渡航者に注意を促すとともに、国内での流行に警戒を強めています。

 同センターのまとめによると10月下旬現在、定点観測をしている日本の医療機関でみつかったデング熱は80例に達し、2006年1年間の報告数74例を既に上回り、1999年に感染症法が施行されて医師からの届出が義務化されて以来、最多の数に達しています。

 デング熱は、デング熱ウイルスに感染しているネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることによって感染する感染症で、感染後3〜8日の潜伏期間を経て発熱し、頭痛、筋肉痛、関節痛などの症状が出現します。これらの症状は通常1週間程度で消失しますが、重症型の「デング出血熱」の場合は、鼻や皮膚、消化器などから出血し、不安・興奮状態となり、ショック死することもあります。

 デング熱ウイルスは熱帯・亜熱帯のほとんどの国に存在しています。特に東南アジア、インド亜大陸・南アジア、中南米では昨年来から大流行をしており、世界では数千万人が感染しているといわれます。

 これまでに日本で報告された患者はこの夏休みを利用して海外渡航した者が多く、渡航先の9割がアジア(インドネシア、フィリピン、カンボジア、インド、タイなど)に集中しています。

 デング熱、デング出血熱ともいまのところ、抗ウイルス薬などの特効薬もワクチンもありません。今後は危険地域への渡航者は現地の流行状況を十分把握し、特に日中に蚊に刺されないよう予防対策を行うとともに、帰国時には発熱などの症状がある場合は検疫所に相談し、医療機関を受診する際は渡航歴を医師に伝えることが重要です。

 日本ではヒトスジシマカは生息していますが、デング熱ウイルスは常在していないので、国内の感染はありませんが、流行地で感染した者や航空機内の蚊などによってウイルスが持ち込まれて日本で流行する可能性があるので、同センターでは医療関係者などに注意深い観察を呼びかけています。

  関連医学サイト= http://kojirou.konjiki.jp/

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タグ:デング熱

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